アルバニアの首都ティラナからバスで約3時間、国境を越えて北マケドニアの観光地オフリド湖へ。国境越えは慣れてきていたが、ここでは他と違いアルバニアからの出国と北マケドニアへの入国が一回の検問で済んだ。
無事にオフリド湖へ到着。アルバニアではアジア人ということで、ジロジロ見られたり、差別用語が聞こえてきたが、オフリドは観光客に慣れているせいか、ジロジロ見られることもほとんどなかった。バーのマスターに聞いたが、3年ほど前はアジア人が珍しかったが、徐々に観光客も増えてきたためみんな慣れているとのこと。
しかしアルバニアに比べるとレストランは高い。Mサイズピザ一枚6€(アルバニア3€だった)、単にアルバニアが安すぎた。
荷物を置いて早速観光へ。11月中旬で13度程度か、しかしなんとなく曇り。港を歩いていると早速観光ボートの客引のおっちゃんに声をかけられた。すでに客引に合っていたカップルと合わせて1人10€で1時間程度のボートツアーをしてくれるとのこと。有名な教会に向かっているとこだったし、翌日にボートツアーにー参加しようと思っていたため断ったが、「明日は天気が悪いから船は出ないよ」と言われた。客引きの手口でハイハイと思いながらその場を離れたが、後で天気を確認すると確かに雨と強風予定だった。疑ったおっちゃんごめん。教会を目指した。
聖ヨハネ カネオ教会
中心地から徒歩で20分程度の旧市街の奥にある教会。快晴ではなかったが、幻想的な雰囲気だった。ここでバルカン半島を旅して初めて日本人に会った。
教会までの海沿いは桟橋がかけられており、オフシーズンだったためか人もおらず静かに散歩できる
聖ナウム修道院
翌日は有名な教会へ。毎日10時30分に港から観光船が出ており、教会も回る船が30€。天気が悪く船は欠航するようだったし、元々バスで行くことを考えていた。バスは市内のバス停から出ている。
11:30のバスに乗車。別の旅行者の方のブログに往復チケットが購入できると書いてあったため、運転手に確認するとないと言われた。片道130MKD(330円)。オフシーズンで他の観光客はおらず、バスは地元民だけ。みんな途中で降りたため、運転手と2人きりになり、良いキャンプスポットなど教えてくれた。1時間ほどで到着。運転手に帰りのバス時間を確認すると16時と言われた笑(ブログ情報だと14時があると思っていたが、オフシーズンのため14時はないとのこと)4時間あるがどうにかなるだろう。
敷地は広いが教会自体はこじんまりした感じ。チケット100MKDと教会入り口に貼ってあったが、受付のおっちゃんが入って良いよと。
教会の周りは軽いハイキングコースもある。ただし国境が近く、隣が軍の敷地でもあるためむやみに歩き回るのは少し危ないと思った。
1時間半ほど散策し終了。バスが来るまで2時間半あり、時間潰しのため隣町まで歩いた。しかし坂道だったり、野良犬が吠えながな近づいてきたり、しまいには雨も降ってきた。隣町のバス停に到着したが、まだ2時間ある。ここで人生初のヒッチハイクをしようと決めた。アルバニアであったヒッチハイク好きのフランス人が、マケドニアはヒッチハイク簡単と言っていたし、実際に前日、ヒッチハイクしていたウズベキスタン人に会っていたためだ。交通量もまばらで、車が来てもバス停で突っ立っているだけでは通り過ぎてしまう。50m程度バス停から移動して、明らかに困っていそうな雰囲気を出すと一台の車が停まってくれた。オフリドへ戻りたいんだけどというと、オフリドの5km手前のホテルに帰るからそこまでだったら乗せられるよと言ってくれた。20代のセルビア人のカップルで結婚1年記念の旅行をしていると。初のヒッチハイクで5分程度で成功してラッキーだったが、改めて人の優しさに触れたオフリドの旅だった。ありがとうナイスカップル。
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